光と風、家族が回遊する家
生活する上で便利な動線を考えた結果辿り着いたのが、家の中をぐるぐると廻れる間取りでした。奥様が買い物をして帰ってきたら駐車場側に設けた勝手口からパントリーを経由してキッチンへ。自転車で帰宅した旦那様も自転車ごと玄関から通り土間のクロークヘ。
2階も寝室のウォークインクローゼットから納戸を経由して廊下へ通り抜ける回遊する収納にした事で、人も風も通り抜ける使いやすい収納になりました。
和風住宅の木の質感や畳が好きで建材にもこだわりましたが、特にチークの無垢フローリングはビンテージ風色目や味のある木目が気に入っています。奥様が選んだキッチン背面の和紙調のクロスは意外性がありながら空間にも調和して正解でした。
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用途を決めずにあえてニュートラルな空間にしたかったんです。
一般的な住宅にあるソファーやダイニングテーブルは置かず、床に座る生活スタイルは、幼い頃から和風住宅に馴染みがあったので自然な流れでした。 家の間取りを考える際、重視した事はあえて空間の用途を決めすぎない事です。 例えばLDKだったら、ダイニングテーブルを置いて、ソファーを置いて、テレビはここで…と用途を決めてしまうと、限られた使い方しかできなくなってしまう。 一件の家で確保できる空間は限られているので、専用の場所を設けるのではなく、用途を決めない空間を作り必要に応じて使用する、“ニュートラルなハコ”というイメージを大切にしました。 玄関の通り土間や広めに取った廊下、一見無駄のように見える空間が使い方次第で別の役目を果たす事が狙いなんです。 TOAKIさんは営業・設計・現場監督・棟梁の連携がよく取れていて、急な変更にもスムーズに対応して頂き、安心して建てることができました。
ゆとりある玄関ホールがお客様を気持ちよくお出迎えします。 通り土間を経由して勝手口やキッチンパントリーにアクセスできます。
フローングの力強い木目との相性を考えて選んだダークブラウンの建具や、 キッチンの紺色の和紙調クロスが空間をバランスよく演出します。
塗り壁・間接照明で装飾した床の間や部分的に下げた天井が視覚を楽しませてくれます。
子供が小さなうちはみんなで広々と、将来は間仕切りで2部屋に区切ります。 ウォークインクローゼットから廊下へ通り抜けられる設計です。
間接照明・アクセントタイルや陶器の手洗いボウルを採用した魅せるトイレ。
玄関から勝手口へ通り抜けられる広い土間スペース。駐車場からキッチンへ最短距離でアクセスできるので、買い物帰りの奥様にうれしい設計。