和風建築と北欧家具が融合した家
T様との出会いはご夫婦が御用達の家具店からのご紹介でした。T様が思い描いたのは、お気に入りの家具と建築が溶け込んだ心地よい住まい。「私たちの好みをよく理解して頂いていたので、安心してお任せできました」とT様。
ご夫婦で唯一イメージが分かれたのは、天井の高さでした。低い天井が落ち着くと思っていたご主人と、吹き抜けのある天井の高い家をイメージしていた奥様。
「北欧のインテリアと日本の障子がすごく合うんですよ。」という建築士の提案でイメージが定まって行ったそうです。
「建築士さんのご自宅を見せて頂いたのですが、和のような洋のような、絶妙なバランスがとても素敵で。」と奥様。障子にするのなら・・・と自然な流れで天井を低くする事に落ち着きました。「少しずつ天井を下げた事で、外観の圧迫感が無くなり、すっきりしました。」とご主人。
家具や建材との相性、造作家具の納まり・・・建物と空間のバランスを考えて、1つ1つ丁寧に設計されたT様邸。ほぼ全部屋で採用された引き込み戸は、建具を開るとワンフロアのような空間の繋がりが生まれます。また、壁面になじむ白の建具にした事で、閉めていても圧迫感が無く空間を広く感じさせる効果があります。
「坪庭を眺める窓の高さはとても悩みましたが、隣家から見えない絶妙なバランスに仕上がって良かったです。」と大変ご満足頂けました。
事例集でも写真を中心にご紹介しております。詳しくはこちら。
夏涼しくて冬暖かい、理想の住まい。シラス壁による消臭・調湿効果も。
「昔の家と比べて、断熱性能が格段に良くなっているので、夏は涼しく、冬暖かい事を身をもって感じています。」と奥様。深い軒のお蔭で、夏場は強い陽射しが遮られますし、冬は陽が差し込んでぽかぽかと暖かいので、お母様と2匹のワンちゃんが仲良くひなたぼっこする楽しみも。 何より驚いたのは光熱費。冷暖房のを使用する機会が減り、築50~60年の奥様のご実家と比べて半分程度で済んでいるそうです。 ペットを飼っているので、壁には消臭効果が期待できる薩摩中霧島という火山灰を利用した壁材を採用しました。「住んでいると効果が分かりにくいのですが・・・」と奥様は仰いますが、実際にお家へ伺った際、室内で大型犬を飼われている事が感じられなかった事が、なによりの効果かと。調湿効果もあるので、結露の心配もなく一年中さらりと快適に過ごされているそうです。 日本建築本来の機能美と、近代の建築技術の良い点を融合させた快適な住まいが、豊かな暮らしのお手伝いをします。
天井高を抑えることで落ち着きある空間に。
北欧インテリアとも好相性なスタイリッシュなキッチン。和の中に北欧家具がモダンに映えます。
寝室は色味を落として落ち着きある空間に。
引き込み戸により空間がスムーズに繋がり開放的。
四季の植栽が庭を華やかに彩ります。室内から感じられる緑も美しい。
坪庭を眺める浴室。家の各所から自然との繋がりを感じられます。